脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)とは?

「頭部や顔がかさぶたができて赤くなってる。これなんだろう?」

 

それ、もしかしたら脂漏性皮膚炎かもしれませんよ。

 

この名前は聞きなれないかもしれませんが、結構この病気になってしまう人がいるんですよね。

 

脂漏性皮膚炎とは

 

「頭、顔などの皮脂が多い部分や脇の下など摩擦が多い部分に生じる皮膚炎。かさぶたや紅斑(毛細血管の拡張等で皮膚が赤くなる症状)が生じる」

 

皮膚の病気です。

 

ちなみにかゆみは、あまりありません。

 

ですが、見た目が醜くなってしまのでこの病気になるとすぐに治療をする必要を感じると思います。

 

この病気になるのは、乳幼児や高齢者が多いです。

脂漏性皮膚炎の原因は?

脂漏性皮膚炎になると、「なぜ自分が?原因は何だろう」こう思うかもしれません。

 

原因は、真菌というカビがです。このカビが増えることで、皮膚炎になります。

 

でも、そもそもこのカビはなんで増えてしまうんでしょうか?

 

「カビが肌で増えるなんて、きっと不潔だからだ」

 

こう思ってしまうかもしれまん。

 

ですが、それは、ほぼありません。

 

今の世の中、抗菌とか除菌だらけですよね。昔よりずっと衛生的なんです。でもカビが増えてしまう。

 

それは、この病菌が乳幼児や老人が多いことから、免疫力が低いことと関係があるということがわかります。

 

そもそも、カビなんて空気中にも浮遊しているのが普通です。ですが、人は免疫力があるのでカビが肌についても増えていきません。

 

しかし、赤ちゃんとか年寄りは免疫パワーが大人ほど高くありません。ですから、カビが増えてしまう危険性が高いんです。

 

では、免疫力がある程度ある大人の場合の原因は、なんでしょうか。

 

それは、体質(遺伝)とか環境によるものが大きいです。

 

たとえば、肌が脂性でオイリーだったり、ストレスや食習慣がよくない場合です。

 

10代とかで脂漏性皮膚炎になったなら、ホルモンの影響で皮脂が増えてしまったことも一因となります。

 

また、40代とかで脂漏性皮膚炎なら、男性ホルモンが活発になり皮脂が分泌されやすいため、そして水分量が減り乾燥肌になるためです。

脂漏性皮膚炎はどうやって治せばいいのか?

病院で治す

 

もし、脂漏性皮膚炎になってしまったらどうすればいいのでしょう。

 

思いつくのは、やはり病院での治療ですよね。

 

かかるとしたら、皮膚科になります。

 

皮膚科で処方されるのは、肌ならステロイド系の軟膏(塗り薬)、頭皮ならステロイド系のローションです。

 

*ステロイド系の軟膏
代表的なのは、ニラゾールです。ケトコナゾールという成分が主成分です。男性ホルモンを抑え、ふけも出にくくします。

 

処方されるこれらの薬はとても効きます。ですが、とてもよく効く薬はやはり副作用があるんです。

 

副作用はいろいろあります。例えば

 

  • 皮膚が弱くなってしまう
  • 皮膚が白くなる
  • ニキビができやすくなる
  • 免疫力が弱まってしまう

 

なので、長期にステロイド薬を利用するのは避けるべきでしょうし、もし仕方なく使うなら弱いステロイド薬にしたほうがいいですね。

 

では、脂漏性皮膚炎の市販薬はないのでしょうか?

 

仕事や学校が忙しくて時間がないとか、恥ずかしいとかいろいろな理由で病院には行けないとか行きたくないこともありますからね。

 

市販薬で治す

 

市販薬なら、ステロイド系の軟膏やローションです。

 

検索エンジンで、「ステロイド クリーム」などで検索すればたくさん見つかります。

 

ただし、ステロイドの強さがいろいろあり自分にどれが合うかは試してみないとわかりません。

 

あまりに強いと副作用が出るし、弱過ぎると効かないってことになりますからね。

 

代表的な軟膏薬一覧。

 

  • ベトネベートN
  • フルコートF
  • エスアランH
  • ロコイダン
  • ロバックHi
  • ムヒアルファEX
  • メディクイック
  • テレスHi
  • オイラックスPZ
  • アレルギールSK
  • リビメックスコーワ
  • セロトピー
  • エンクロンEX
  • オイラックスデキサS
  • テラコートリル
  • ムヒアルファS
  • ドルマイコーチ
  • オイチミンD
  • ワーボンプラス
  • ムヒアルファEX
  • アレルギールSK
  • オイラックス PZ
  • メディクイック
  • タクトプラスクリーム
  • ワーボンプラス
  • フルコートF
  • ベトネベートN
  • ドルマイコーチ
  • テラコートリル

 

ただし軟膏薬で治すなら病院に行った方がいいと思います。なぜなら、自分に合わない軟膏を使ってしまうことでかえって治りが悪くなってしまうこともあるので。

脂漏性皮膚炎がシャンプーで治る?

脂漏性皮膚炎になってしまったらシャンプーも見直した方がいいです。

 

界面活性剤が含まれている化学系のシャンプはよくないです。無添加で界面活性剤が入ってないものを選ぶ方がいいです。

 

さらに、脂漏性皮膚炎になっていたり、なっている可能性があるなら抗真菌剤が含まれているシャンプを使った方がいいでしょう。

 

菌の増殖を防げるので、脂漏性皮膚炎に悪化を防いだり、脂漏性皮膚炎になるリスクを減らせます。

 

たとえば、有名なのは、『コラージュフルフルスカルプシャンプー』です。

 

このシャンプーでメインとなるのは、「ミコナゾール硝酸塩」と「オクトロピックス(ピロクトンオラミン)」という2つの成分です。

 

ミコナゾール硝酸塩という抗真菌成分が入っています。

 

ミコナゾールはアゾール系の抗真菌薬で、水虫やカンジタ、いんきんなどの薬剤にもよく使われます。

 

ミコナゾール硝酸塩の副作用は比較的少ないですが、かゆみや発疹や刺激感などが生じる可能性あります。

 

また、オクトロピックス(ピロクトンオラミン)は、殺菌薬です。また頭皮の皮脂分泌を抑える働きがあります。副作用としては、軽い脱毛や皮膚炎となることが報告されています。

 

成分はこちら。

 

ミコナゾール硝酸塩*、ピロクトンオラミン*、センブリエキス、アルニカエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、ゴボウエキス、セイヨウキズタエキス、ニンニクエキス、マツエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、BG、ラウロイルメチル‐β‐アラニンNa液、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液、濃グリセリン、プロピレングリコール、塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース、無水クエン酸、メントール、HEDTA・3Na、香料、水

 

さて、実際に脂漏性皮膚炎がシャンプーで治るのかですが、抗真菌成分が入っているので効果はありますが、100%治るって保証はないです。

 

ですから、治療目的なら病院に行き薬を処方してもらうのが確実です。

 

シャンプーを使うなら

 

  • 脂漏性皮膚炎の予防
  • 軽い脂漏性皮膚炎

 

の場合に限った方がいいです。

 

じゃないと、「せっかく脂漏性皮膚炎が治ると思ってシャンプーを買ったのに効果がまったくないよ」ってことになりかねませんから。

 

実際に口コミなどで、シャンプーで脂漏性皮膚炎が治ったって人も見かけますが、個人差があると思います。

 

治る可能性は否定できませんが、治らないという可能性もあるのです。

 

もし、シャンプーで脂漏性皮膚炎を治療しようと思うなら自己責任で使ってみてください。

脂漏性皮膚炎にならないためにどうすればいいのか?

脂漏性皮膚炎にならないために大事なことはいくつかあります。

 

まずは、健康であることです。

 

健康であれば免疫力が高いので、たとえカビがそこらじゅうにあっても脂漏性皮膚炎にはなりません。

 

健康を維持するためには、

 

  • 規則正しい食生活
  • 適度な運動
  • 十分な睡眠
  • ストレスをためない

 

この4つが基本です。

 

さらに、体質的にアレルギー体質だったりする場合は、日頃から利用する化粧品、シャンプー、石鹸、ヘアースプレーなど肌や髪につけるものには、注意をすべきです。

 

特に化学系のものだと刺激により皮膚炎などを誘発しやすくなりますから。

 

また、一度、脂漏性皮膚炎になったことがあるなら再び脂漏性皮膚炎になる可能性もあります。

 

なので、予防のために抗真菌成分が入ったシャンプーを使うのがベターですね。

 

コラージュフルフル